Pule 〜ロミロミマッサージと祈り〜

Aloha mai! Pule(プレ)とは「祈り、導きをいただく」という意味です。
本名Margaret Kalehuamakanoelulu’onapali Machado、通称アンティーマーガレットは、ハワイのロミロミの世界ではパイオニア、神様のような存在の方です。今このように私たちがロミロミマッサージに触れられるのもアンティーマーガレットのおかげなのです。
Loving touch
アンティーマーガレットは、それまで古代ハワイから門外不出とされていた伝統療法のロミロミを初めて世に広く伝えたハワイの聖職者であるカフナです。彼女から継承されたロミロミマッサージが今このように広がり、愛されているのです。
どうしてロミロミマッサージは人々に愛されるのでしょうか。
ハワイのマッサージだから? 前腕などを使ったリズミカルなマッサージだから?
アンティーマーガレットはこう語ります。
“Hawaiian lomilomi is praying work and loving touch.”
「ハワイアンロミロミとは祈りであり、愛を込めて触れることです。」
マッサージはテクニックだけでなく、目の前のクライアントに対して愛を持って、そして祈りを持って行うものだということを伝えています。
“If your hand are gentle and loving, your patients will feel sincerity of your heart and love of God will flow through you.”
「あなたの手に優しさと愛がこもっているなら、クライアントはあなたの心の誠実さを感じ、神の愛があなたを通して流れます。」
この神の愛というのはハワイの神々の霊力「マナ」も含まれます。元々伝統的に古代ロミロミは聖職者のカフナによって行われ、HA(ハー)と言われる呼吸法と共にマナによってなされる心身の癒しでした。
このロミロミは優しく穏やかに、しかし受ける者の体、精神、そして生命に深く働きかけるのです。
伝統的なロミロミでは、施述前にマッサージを行う者が自らの内面を整え、マナのパイプ役となれるように祈りの儀式を行っていました。また同時に目の前のクライアントの回復を祈ったのです。
Lomi Pule
ロミロミのプレにはたくさん種類がありますが、一つご紹介します。
Lomi Pule
E aloha mai
E mana mai
E pono mai
E ola no
Amama ua noa
Let there be love
Let there be power
Let there be harmony
Let there be healing
So be it, it is done
皆さんもぜひ、ハワイ語でなくても施術の前にはプレをして、愛のこもったタッチでマッサージをしてくださいね。
A hui hou! (それではまた!)