ハワイアンの英雄を讃える「キングカメハメハデー」レポート

Aloha mai!
2017年6月11日はKing Kamehameha I Day「キングカメハメハデー」でハワイ州でカメハメハ一世の功績を讃える日でした。
今日はキングカメハメハデーとその日の様子をご紹介したいと思います。
カメハメハデーとは?
カメハメハデーは、ハワイ諸島を統一したカメハメハ大王を祝うハワイ州の祝祭日で毎年6月11日に行われています。これは当時まだハワイ王朝であった1871年の末にカメハメハ5世によって制定され、翌年の1872年から実施され始めました。
このカメハメハデーのセレブレーションはハワイ諸島全域で行われ、ハワイの人々にとっては大変大切な日なのです。
カメハメハデーのイベント
有名なのはオアフ島ホノルルのダウンタウンにあるカメハメハ大王の像にはしご車を使って長いレイをかける儀式です。この有名なカメハメハ大王の像はイオラニ宮殿の向かい、かつて官庁として使われていたアリイオラニハレにあります。
カリスマ性を備えた英雄でハワイの人々にとってはヒーローのカメハメハ一世の像に何連もの長い例がかけられている様子は圧巻です。そしてその像の目の前には”Ho’okupu”という捧げものが捧げられています。
世界にこのカメハメハ大王の像は4つあり、これはそのひとつで1883年に奉納されました。実はイタリアのフィレンツェで作製され、このホノルルダウンタウンにあるのは最初に作られた像がヨーロッパから運ばれる際に海に沈んでしまったので、そのために再度つくられた2体目だそうです。ちなみにその沈んでしまった一体目は、無事に発見されカメハメハ一世の生誕の地に近いハワイ島のノースコハラに置かれています。
この他、イオラニ宮殿から出発しワイキキのカラカウア通り、カピオラニ公園までのコースを、色とりどりのハワイの王朝時代の格好をした人々による101回目の豪華なフローラルパレードが行われました。
その他にも、、
この他の島でもパレードや色々な催しが行われます。カメハメハ一世が1812年に首都に制定したハワイ島カイルアコナなどでもパレードや様々なイベントが行われ賑わいを見せました。
このイベントで欠かせないものと言えば、先ほどから出てきている「Lei(レイ、花輪)」です。これらのイベントで使われているレイは全て地元の人々の手によって一つ一つ紡がれたものです。カメハメハデーの近くにはその様子も地元ニュースで取り上げられていました。
このイベントは何ヶ月も前から入念に準備され、何千もの花が息をのむほど美しいレイに変わっていきます。資金集めから馬に乗る練習など地元の家族やボランティアの人の努力によってこれらのイベントはなされていますが、全てはカメハメハ一世に捧げらた尊敬、畏敬の念からなのです。
いかがでしたか?ハワイの歴史に触れてみると、今までとはまた違ったハワイの顔が見えて来ますね。
A hui hou! (それではまた!)