セラピストの心得:プロフェッショナルとしての境界線 Professional Boundaries

プロフェッショナルとしての境界線 Professional Boundariesはアメリカのマッサージセラピストにとって非常に重要なものと捉えられています。

マッサージスクールでもこのことはセラピストの心得の大切な倫理として教えられます。

 

プロフェッショナルとしての境界線 Professional Boundaries

お客様は様々な理由でマッサージを受けにご来店されます。

筋肉の緊張やコリをほぐしにいらっしゃる方、日常的なストレスから解放されリラックスするためにいらっしゃる方、またリラックスしたマッサージを受けている間に抱えている問題を発散しに来る方もいらっしゃいます。

このような角度からもお客様はセラピストに、その逆も然りセラピストもお客様に密に繋がりやすいと言えるでしょう。セラピストは通常のお客様に対しお互い信頼しあい、感情的な親密さを表すRapport(ラポート)な関係を持つことは推奨されることですが、しかしその一方でどんな倫理的な一線も決して超えないように気をつけなければなりません。

マッサージセラピーは思いやりの仕事であり、たくさんの共感、思いやり、おもてなしの心が求められます。しかしそれがお客様とセラピストの間の境界線をクリアに維持することを難しくすることがあります。

例えば1時間のセッションの間に色々な会話を通してお客様に対して強い感情を持つことは自然なことです。お客様の心身の健康をケアすることはライセンスマッサージセラピストにとっての仕事の一部です。しかしながらセッションの中の会話を飛び越えてお客様の個人の生活に関わることは、プロフェッショナルとして一線を超えることになります。

またお客様が、特に身体的にも精神的にも非常に大変な時にセラピストが自身をヘルプしてくれる存在だと思うなどの時は、セラピストに対して色々な個人としての感情が湧き上がることは自然なことです。ほとんどのお客様はマッサージセラピストとプロフェッショナルとしての境界線を保つことは出来ますが、しかしセラピストはもしお客様がその境界線を超えそうだなという時に気づくことが大切です。

*セラピストは個人のパーソナルなインフォメーション(プライベートの携帯番号、メールアドレス)などは仕事上では使わずに、仕事用の電話番号やメールアドレスをセットアップしましょう。

*セッションの中でお客様が個人の話をされることはよくあることですが、それに対してセラピストが個人のプライベートな話をして返すなどは避けましょう。セラピストがお客様のお話を聞いて、お客様に対して返事することは適切なことですが、セラピストが個人の問題などを話すことはプロフェッショナルではありません。

*マッサージセラピストはどんなセクシャルな話、異性の気をひくような話は避けなければいけません。もしもそのような話になってしまった場合は話題を変えましょう。そのような会話をお客様が続けられた場合はライセンスマッサージセラピストとしてそれは適切な会話ではないことを伝え、それでも続くようであればセッションを中断しなければなりません。

 

いかがでしたか?

プロフェッショナルとしてお客様との関係を築くことは大変重要なことであり、それが素晴らしいセッションにも繋がります。

マッサージセラピストとしてぜひ心がけましょう。